レイアウト自由なおしゃれテーブル。ロゴス「システムキュービックラックテーブル4」レビュー
テーブルにも、ラックにも!
ロゴスから今年2月に発売されたおしゃれテーブル「システムキュービックラックテーブル4」。パステルカラー4色、4脚分離型のレイアウト自由な作りは、アイデア次第でさまざまなシチュエーションに対応し、いつものキャンプに彩りを与えてくれます。
しかし実際に使用してみると実用面で気になる点も。さっそくキャンプ場に持ち込みましたので、写真とともにレビューさせていただきます。
おしゃれでコンパクト
ナバホシリーズの流れを汲むおしゃれなケース。生地も厚めでしっかりしており、ケースとしては十分に合格点。コンパクトなのも助かります。
パステルカラーで気分上々
構成は脚が4本、鉄板が4枚の組み立て式。公式サイトには「強度のあるスチールで、少し集めの天板が安定感を高めます」とあるが、第一印象は正直なところ「薄っ!」であった。またぐらつきも確認でき、公式レビューとは異なる印象を受けました。
インプレッション
良い点
- とにかくおしゃれで可愛い
- 4脚分離型によるレイアウトの自由さ
- 脚を広げて天板を差し込むだけの簡単組み立て
- コンパクトで平たく、収納がし易い
- 1脚ごとの高さが低いため、子供用テーブル4人分として使える
- スチール製のため掃除が楽
悪い点
- 天板の強度不足により用途を選ぶ
- スチール製なのでサイズの割に重い
- 作りの精度が低い(差し込み穴にばらつきがある)
- 安定感は決して高くない
- 思いのほか小さい
- 割高感が否めない(個人差があると思いますが)
なぜスチール天板を採用したのか、正直疑問に思います。例えば折りたたみ式のアルミ天板であれば強度も保てるし、デザインも決して悪くならないと思うのですが…。恐らく「薄さ」にこだわった結果と思いますが、例えスチール製でもテーブルとして基本である「強度」が不足しては本末転倒な印象を受けてしまいます。
強度の検証
試しにSOTOの12inchステンレスダッチオーブンを置いてみた写真。なかなかの重さがあるのも事実ですが、ここまでたわんでしまうと重いものの置き場所としては厳しそうです。
今回ツーバーナ(フォールディンクLPツーバーナーストーブ)を設置し、主にキッチン用途で購入しましたが、実際に置いてみると天板がたわんでしまい結局今までのアルミテーブルを使う事になりました。また左右の揺れも大きく物足りなさを感じてしまうため、天板の強度的にも、あまり重たいものを置かない心がけが必要です。
参考までに、天板に負荷をかけ撮影した動画をご用意しました。少しの力でたわむのがご確認いただけると思います。
総評
色々と否定的な意見も書きましたが、ある程度強度面への妥協ができるのであれば、このテーブルのデザインには実用性以上の魅力があります。なによりもパステルカラーのおしゃれ感は、それだけでいつものキャンプに彩りを与えてくれるでしょう。キャンプファンでも2セット導入し、主に撮影用として活用予定です。
メインテーブルとして、すべての用途を「システムキュービックラックテーブル4」でまかなうのは厳しいと思います。しかし軽量な荷物置き場、おしゃれなローテーブルとして、別途強度のあるテーブルを併用するのであれば、十分魅力的な商品であると思います。