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キャンプとペグ。材質の異なる4種類のペグを比較検証しました

ペグ選びの重要性

どうしても後回しにされがちなペグ選び。付属のペグは安定した天候下、林間サイトなど「風をさえぎれる場所」であれば問題ないのですが、ちょっとでも風が強い天候下、例えば風速5m前後で開けた芝生サイトの場合、突発的な強風により容易にペグは抜け飛び、または湾曲破損してしまいます。特にペグ抜けは相当なテンションがかかりますので、大事故につながりかねない問題です。

今回はペグの強度や特徴について、材質ごと写真を交えてご紹介します。

ペグの材質と特徴

スチール製

典型的な付属ペグその1。張った後の横テンションには比較的強いが、ペグダウンの際、石などに当たってしまうと容易に湾曲してしまう。また先端の形状からも固い地面には向いていない。洗いやすいのがメリット。

プラスチック製

典型的な付属ペグその2。固い地面での利用はかなり厳しい。強度に関しては”しなる”分、割と風には強い。抜け飛んでもステンレスより安心だが、決して柔らかい訳ではない。

ジュラルミン製

とにかく軽い。おしゃれなカラーリングに所有欲を掻き立てられるが、強度は比較的低い。また紐が切れるとペグを抜く際にとても苦労する。でもその軽さとデザインには捨てがたい魅力がある。

鍛造製

若干重いのが難点だが、その重さ故の強度・安定感は他のペグと比べものにならない。長さも28cmと一見長すぎるようにも思えるが、サクサクと気持ちよく打ち進める感覚は一切の負担を感じさせない。18cmのショートタイプもあるが、強風下の設営にはぜひこちらを利用したい。

破損事例

右が正常なもの、左が強度不足により破損してしまったペグです。




他のペグが軒並み湾曲してしまう中、鍛造製ペグのみ表面塗装が削れる程度で、固めの地面に打ち込んでもピンピンしています。もし鍛造製ペグが抜けるような状況であれば、その前にテントが崩壊している事でしょう。価格だけの価値がある一品です。

おすすめは鍛造製ペグ

鍛造製ペグの雄と言えばスノーピークの「ソリッドステーク」ですが、ブランドへのこだわりがない方は、鍛造製でありながら性能に遜色のない「エリッゼステーク」をおすすめします。2本多い8本入りで低価格。キャンプファンでも4セットほど利用しています。

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